氷室神社文化興隆財団

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仏教と宮座の研究

近畿地方を中心に村の鎮守の祭祀を長老たちが中心になって行う「宮座」が多くみられます。 本書では、この「宮座」に仏教文化が大きく関係していることを論じています。その上で、「宮座」は次のような時代変遷を経たといいます。寺院の […]

―奈良大和路―祈りの回廊をゆく 奈良町・高畑界隈

本書は、奈良町・高畑界隈の信仰にまつわるスポットを紹介しています。 著者は、奈良町を辿るならまずは元興寺の極楽坊や塔跡だといいます。元興寺は、古代の大伽藍が極楽往生を願う庶民信仰の中心的な場になっていきます。周辺寺院のほ […]

体を使って心をおさめる修験道入門

奈良県南部の大峯山系は、修験道の中心的霊場となっています。著者はその吉野・金峯山寺の宗務総長です。平成16年には、吉野・大峯、熊野三山、高野山の三つの霊場と、大峯奥駆道、熊野参詣道、高野山町石道の三つの参詣道が、『紀伊山 […]

図説飛鳥の古社を歩く―飛鳥山辺の道

著者は、古代の地名や歴史、風土や景観、信仰などを知る手がかりは、古寺よりも古社の方に多いといいます。しかし、古社は、著名な神社についての解説はあるが、ささやかな神社への言及はほとんどありません。 そこで本書では、飛鳥とそ […]

儀礼にみる日本の仏教―東大寺・興福寺・薬師寺―

本書は、東大寺、興福寺、薬師寺に焦点をあてて、奈良女子大学で開催された「南都の法会」の講演記録集です。この講演会は、同大学の「古代学学術研究センター」が実施した「南都における法会の総合的研究」の成果の一部です。 宗教儀礼 […]

中世寺院の姿とくらし―密教・禅僧・湯屋―

法隆寺・東大寺・興福寺・薬師寺などは、古代寺院のイメージをもつが、中世社会でも大きな役割を果たしていました。 本書は、中世寺院がどのように多様な社会的機能を果たしたのかをテーマにしています。この中で、旧仏教(顕密仏教)が […]

神仏と儀礼の中世

儀礼の執行こそ、寺社という宗教空間の本質的機能であるという著者は、仏教と神祇の儀礼にかかわるものから中世的な神・仏の宗教世界に迫ります。 その舞台として南都の宗教界を取り上げ、中世には神仏習合が高度に発達したといいます。 […]

奈良の仏像

奈良の仏像は、日本の各時代を主導する、あるいは画期となる作例を数多く生んできたが,本書はこれを仏像の歴史の流れに沿って解説します。仏像がもつ造形美への「着眼点」を示すとともに、仏像のもっている表現の意味や、歴史的な位置づ […]

塔と仏堂の旅 寺院建築から歴史を読む

著者によると、奈良時代の儀式というのは、金堂の前庭と回廊など全体が儀式の場になっていたのに対して、中世にはそれが統合されて本堂という一つの建物に集約されたといいます。室町時代後期の真宗・浄土宗・日蓮宗・時宗などでは、宗派 […]

唐招提寺 匠が挑む

唐招提寺金堂は、阪神淡路大震災を契機に、保存修理実施への機運が高まり、今回の大解体保存修理事業となりました。事前調査の段階から5年、作業開始から2年3ヶ月を経た2003年11月、金堂はすべて解体されました。 その後、基壇 […]