続々茶道文化論集初期茶道史覚書ノート
日本中世史の碩学が、茶道関係の論文を中心に編集された最新作で、多くがここ五年から十年ほどの間の論考です。 著者は、「中世の奈良は、史料が豊富で、大きな比重を示している。南都を除外しては語れない。」として、多くの事例を奈良 […]
日本中世史の碩学が、茶道関係の論文を中心に編集された最新作で、多くがここ五年から十年ほどの間の論考です。 著者は、「中世の奈良は、史料が豊富で、大きな比重を示している。南都を除外しては語れない。」として、多くの事例を奈良 […]
第一章の「奈良の鹿愛護会」の話と第二章の「鹿せんべい」の話は、編集部が取材したもの。第三章から第七章までは、春日大社権宮司、生物学者、歴史家、社会学者、児童文学作家の寄稿で構成されています。神鹿の誕生から角伐りが行われる […]
奈良は古代だけのイメージではとらえきれない文化的伝統を中世に築き上げたが、茶をめぐる文化もその一つです。茶の湯を創始したとされる珠光が奈良の人であったのは、奈良が喫茶文化の先進地であったからでした。奈良は京都・堺より早く […]
本書は、春日山原始林を未来につなぐ方策を考え、「春日山原始林」と「奈良のシカ」と「人」の共生をめざしたものです。 かつての春日山界隈は古代の神聖性をベースにして、中世ないし近世の奈良の春日社や興福寺の神仏習合文化を育み、 […]
生駒市内の歴史、文化を分かりやすく紹介したハンドブックです。 生駒地域は、平城京と難波京を結ぶ道路が通り、寺院や墓地が築かれ、須恵器や瓦が焼かれる首都近郊地としての役割を果たしていました。中世には、生馬荘(いこまのしょう […]
天理大学文学部が「天理の歴史と文化」というシンポジウムをベースにして、山辺の歴史と文化を掘り起こした論文集です。 古代では、天理地域の古墳を概観し、奈良時代に栄えた石上(いそのかみ)の市のことや、柿本人麻呂の歌について説 […]
吉野の「仙境の歴史」を、10人の専門家が分担執筆した吉野の通史です。 近年の発掘で、宮の平遺跡や宮滝遺跡から、縄文早期〜弥生時代の住居跡などが出土しています。首長の墓とみられる吉野川沿いの円墳は、六世紀後半から七世紀前半 […]
昭和四十九年に『明日香村史』が刊行されています。その二年前に出現した高松塚壁画は古代史ブームに火をつけた感がありました。この間、明日香村特別措置法が制定され、全村を古都保存法上の特別保存地区とするとともに、村民生活の安定 […]
本書の序章では、大和の古代から近世への社会の移り変わりを概観します。日本人の心の基軸ともなる神奈備(かんなび)・磐座(いわくら)を神霊降臨あるいは神霊の座とする信仰は、古代国家形成の中で形成されたが、近世になると各村での […]
本書は、永島福太郎氏が執筆された『奈良県の歴史』の旧版以後に蓄積された研究成果を盛り込むことに主眼が置かれ、各分野の第一線で活躍している研究者が共同で執筆しています。 古代では、大和王権の誕生を窺わせる遺跡を多角的に紹介 […]