奈良氷室神社の旧社殿
山下秀樹氏は、氷室神社の旧社殿に関する文書から平安時代の氷室神社の旧本殿を復元されています。
その建築面積は出雲大社本殿に比肩し、建築形態は、伊勢神宮の本殿を向かい合うように二棟並立し、その二棟の妻全体に向拝を設けて正面とする異例のものであったと述べられています(「氷室神社旧本殿の平面図について」『なら氷室』NO6)。
今回、当財団では、このにわかには信じがたい氷室神社旧本殿の威容を広く知ってもらうために、コンピュータ・グラフィックによる再現を企画いたしました。
当財団の趣旨をご理解いただき、山下秀樹氏の指導・助言と松﨑まゆみさんのご尽力によりまして、氷室神社旧本殿の復元CG静止画が出来上がりました。